さてさて、手術室にて。
麻酔科の先生が腰に麻酔を打っている。
「体育すわりの姿勢で横になって、背骨と背骨の隙間を
なるべくあけるような感じで・・・」と言われたのでそのような体勢になっていた。
注射はそんなに痛くなかったけど、結構深くさしている感じがして、
想像したら怖くなってきてしまった。
そのうちに足が正座した時のような感じになり、次第に痺れて
感覚が無くなっていった。
胸の下辺りまで麻酔が効いてくる。不思議な感じ。
先生は凍ったペットボトルの氷を麻酔の効いている部分と
そうじゃない部分に交互に当てて、ちゃんと効いているか確認していた。
それが終わるといよいよ始まる手術!
「それでは始めます。」とかなんとか言って始まってしまった。。。
この時こんなにちゃんとした麻酔をかけたのに・・・
後の抜糸は麻酔なしだったw
下半身をぐいぐい押されたり引っ張られたりするような感覚が続いた。
そのうちに麻酔が胸の上のほうまで来てしまい、息苦しくなる。
看護師さんに言ったら、酸素マスクをつけられる。
意識はあるので、手術中の音が気になって仕方が無い。
恐怖心がMAXに・・・。
その時、4月に家族4人で桜を見に行ったことが急に浮かんできて
なぜだか涙が止まらなくなってしまった。
みんな今頃何してるんだろう?学校で体育かな?保育園で遊んでるかな?
パパは仕事で車の運転かな?
桜の花を見たとき、すごく幸せな気持ちだったよなぁ・・・。
だめだ、涙が止まらない!!
看護師さんに言って、涙を拭いてもらう。
「大丈夫?怖くなっちゃったかな?」心配してくれる看護師さん。
ようやく手術が終わり、私のこの重い体を皆さんで移乗させてくれる。
思いっきり「せーのっ!!」って掛け声かけるので思わず
「す、すみません、重くて。」と言ってしまった。
あ〜!おわった!!
病室に戻るとタイミングよく妹がお見舞いに来てくれた。
まだ酸素マスクや尿の管、血圧計になんやらかんやらつけっぱなしで
身動き取れないところに来てくれて、本当に助かった。
記念に写真を撮ってもらう。
しばらくして妹も帰り、抗生剤点滴以外の計器や管を全部はずしてもらい
やっと自由になれた。
何日かして、出血も落ち着いた頃に内診でポリープ発見。。。
先生が引っ掛けてしまったらしくまたもや出血!
出血があれば当然退院は遠のいてしまうので
血を見た瞬間、どーんと落ち込んでしまう。
涙涙涙・・・。
今思えば、そんなに泣かなくても。と思うんだけど、
その時はどうにも止まらなかった。
あまりにもわんわんと泣いて、目ははれて真っ赤に充血。
それを看護師さんがみて、先生を呼んできてくれた。
先生からの説明は、ポリープを取ったところからの出血だと思います。
だんだんと落ち着いてくるでしょう。との事。
わんわんと泣いた次の日、ぴたりと出血は止まった。
やっぱりポリープからの出血だったんだ。
先生はいつも本当のことを言う。
出血も落ち着いたので、ようやく退院の話が出る。